三菱自動車 燃費試験で「意図的な」不正行為
三菱自動車は20日、軽自動車の「ekワゴン」や「ekスペース」、日産自動車向けに「デイズ」、「デイズルークス」の計4車種で、実際よりも燃費をよく見せる不正行為を行っていたと発表。対象は計62万5000台。
実際の燃費よりも5―10%よく見せる不正行為があったという。また、その他の車でも2002年から国内法の試験方法とは異なる方法でデータが取られていたことも判明。4車種は同日午後、生産と販売を停止した
13年6月当時の担当部長(60代、男性)が不正を指示したことを認めているが、不正を行った理由、不正に関わった人数などの詳細は現在も調査中という。
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日産自動車が発覚
三菱自の不正は、提携先の日産自が次期車開発のために現行車の燃費を測定した際に発覚した。三菱自は日産自に対する補償についても今後、協議する。日産自動車は「現時点では三菱自との協業関係に変更はない」と発表している。
相川社長は「経営として責任を感じているが、まずは問題の解決と再発防止の道筋をつける」として辞任は否定。
三菱自は平成12年や16年のリコール隠しでブランドが失墜し、経営危機に陥った。
組織的な不正行為が確認されれば、再び消費者の信頼を失いかねず、経営陣の責任問題や業績悪化につながる恐れもある。
気の毒なのは真面目に業務を遂行していた従業員の方々。上司に命令されてやむなく不正行為を行った社員の方も気の毒です。
今回の原因をマクロまで掘り下げて元凶の社員を見つけ、個人で罰するところまで考えないと業績悪化からの中国、台湾系に買収されボロボロのコンボが完成しますね。