ソニーが米AI企業に出資 来年にも製品化も再開か
ソニーは人工知能(AI)開発ベンチャー企業であるアメリカのカルフォルニア州にあるコジタイ社への出資を発表。
共同開発を通じてAIの新技術を共同開発し、サービスを早ければ投入。3年以内に技術を応用した製品の実用化を目指し、AIの開発と事業化を本格的に強化する方針。
ソニーはAI機能を搭載した犬型のAIBOや人型のQRIOを開発し市場に参入したが、2006年にロボット事業から撤退。
しかし、AI研究は継続しスマートフォンやゲーム機に応用している。かつて手掛けていたロボット開発の再開につながる可能性もある。
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「好奇心を持つAI」が開発テーマ
コジタイ社はAI分野の「継続学習」が専門。ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の北野社長は「好奇心を持った人工知能」がテーマの一つになる見込みだと発表。
コジタイ社の投資は第一段階として、今後 第二弾、第三弾の展開あることを示唆。自律的に学習を深めるAIの開発や、露光時間などを自動調整するカメラの開発も視野に入れているとのこと。
第3次AIブーム到来
現在、第3次とされるAIブームが到来しています。世界トップ棋士を破ったAIを開発したグーグル(ディープマインド社)や、クイズ番組の王者を破ったIBM(ワトソン)など、アメリカ企業が今のところ優勢。