「日産との共同開発なので燃費目標を達成しなければ・・・」→不正
法令と異なる不正な試験方法による燃費データ偽装問題について三菱自動車の開発部門が社内調査に対し、「日産自動車との初の共同開発弾だったため、燃費目標の必達の意識が強く働いた」と話していることがわかりました。
国交省もこうした内容を把握。日産との提携により三菱自動車側で目標達成が義務づけられ、偽装につながったとみて調べている。
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自浄作用が働かなかった三菱自
三菱自と日産は2011年、共同開発を行う合弁会社NMKVを折半出資で設立しました。
今回のコメントに関する共同開発第1弾は「eKワゴン」と「デイズ」。エンジンの性能向上や車体の軽量化などを通じて、燃費目標を達成する作業は三菱自が担当。
三菱自動車の不祥事はこれまでも、2度会社ぐるみで隠蔽問題をおこしている。
①リコール(無料の回収・修理)につながる顧客のクレーム情報を隠蔽。不具合をひそかに修理していたことが2000年に発覚。
②2004年にはまたもや、別のリコールを隠蔽し表面化。経営危機に陥り、三菱グループの支援を受けました。
そして今回の偽装隠蔽が3度目。問題が表面化したのも、軽自動車の供給を受けていた日産自動車の指摘が発端。自浄作用は働かなかったということなのでしょうか。
そして今回のコメント。本来共同開発とうのはお互いの技術力を高めるためにおこなうのですが、こういう発言がでること自体、三菱の体質がもうダメですね。根本から変えないと。
もっとも、カルロス・ゴーンさん以下、日産自動車の傘下に入ると、いやが応でも変化を求められるでしょうね(笑)