野球賭博事件 巨人元投手・笠原容疑者ら2人逮捕
プロ野球・巨人の元投手らによる賭博問題で警視庁は、元投手の笠原将生容疑者と知り合いの男を、賭博に関わった疑いで逮捕しました。2人とも容疑を認め、笠原元投手は「間違いありません」、斉藤容疑者は「分かりました」と供述しているということです。
逮捕されたもう1人は、巨人の元投手の笠原将生容疑者と、知り合いで自称・無職の斉藤聡容疑者。笠原元投手と一緒にマージャンをするなど仲がよく、飲食店にも笠原元投手はよく訪れ、その後笠原元投手を介する形で松本竜也元投手や高木京介元投手も斉藤容疑者と賭博を行うようになったということです。
警視庁は、賭博の実態をさらに詳しく調べるとともに、おととし5月から去年3月にかけて、いずれも巨人の松本竜也元投手と、高木京介元投手がプロ野球の試合を対象に賭けをするのを手助けしたとして賭博ほう助の疑いが持たれている3人の元投手についても任意で事情を聴くなど捜査を進めることとしています。
野球賭博の問題では、このほか、巨人の福田聡志元投手も賭博に関わっていたことが明らかになっています。
笠原元投手は、おととし4月からおよそ半年間、野球協約で「野球賭博常習者」と認定されている飲食店経営者などと10試合から20試合、賭博を行っており、昨年10月21日に野球賭博への関与が発覚。11月10日にコミッショナーから無期失格処分の裁定を下され、球団から契約解除が発表されていました。
現役時代の笠原容疑者
笠原容疑者は08年にドラフト5位で巨人に入団。12年に1軍で初勝利を挙げ、13年は開幕からベンチ入りし、30試合に登板して4勝をマークした。14年は2勝で昨年は20試合に登板し、勝ち負けなしで防御率は6・16だった。
笠原将生元投手は福岡市出身で、高校卒業後、平成21年にドラフト5位で巨人に入団しました。去年は、中継ぎとして20試合に登板しました。
プロとしての自覚なく残念
笠原将生元投手の逮捕にはプロとしての自覚がなく大変残念です。これをきっかけに問題の根幹をしっかりと突き止めてほしいものです。
清原容疑者の件でも同様ですが球団できちんと法令順守等の教育徹底をしているのか疑問です。ただでさえ野球しかしていない人材が多い中、プロの選手としてやってはいけないことをきちんと教え込むべきでしょう。
スポーツ界で賭博や薬物問題等の違法行為が相次いでいます。東京オリンピックが開かれるのできちんと改善策を考えてほしいものです。