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鴻海のシャープ買収、月末契約へ 出資1000億円減額

鴻海 シャープ 3月中にも決着

 鴻海によるシャープの買収は、出資を1,000億円減額し、3月中にも決着する見通しです。出資額を当初の4,890億円より、1,000億円程度減らすことで、大筋合意しました。
 シャープが発行する株式の買い取り価格を引き下げることで、ホンハイの出資比率は、66%を維持する見込み。

 また、シャープの主要取引銀行が、3,000億円規模の融資枠を設定するほか、ホンハイが保証金として、1,000億円を予定通り支払う。

 30日にシャープが取締役会で決議し、31日に両社が契約する。

 

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シャープ崩壊 ―名門企業を壊したのは誰か

 

新株の発行株価118円より安く

 交渉の結果、新株の発行価格を当初予定の118円より安くすることで出資額は減額するものの、シャープへの出資比率は当初予定通り66%とする。鴻海は速やかに1000億円の保証金をシャープに支払う。

 主力のみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行はシャープへの3000億円の融資枠を設定する。両行が保有するシャープの優先株2000億円については鴻海が簿価で買い取ることになった。買い取り時期は今後、調整するとしている。