三菱商事、初の連結赤字
三菱商事が2016年3月期連結純損益で1000億円規模の赤字に転落する見通しとなりました。資源安で保有権益の減損損失が膨らむ。
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従来予想は3000億の黒字
従来予想は3000億円の黒字でした。エネルギーや資源材料の価格の下落に伴い、計4000億円規模の減損損失を計上するのが主な要因です。
通期の連結赤字は1954年の三井物産と同様、創立以来初めてとなる。24日午後に業績予想の下方修正を公表されました。
損失原因はチリの銅事業やオーストラリアの液化天然ガス(LNG)事業などに絡むもので、計約4000億円規模に達するとみられる。対策として三菱商事は2月、資源価格の下落を踏まえ、保有する資源関連の資産価値見直しを行う方針を明らかにしています。
三井物産も700億円の赤字になると23日に発表。資源やエネルギーに依存した大手商社の収益構造改革をしなければならない。
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