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こういう報道を大きくするのは大迷惑(笑) 主要企業ベア鈍化 一斉回答、経済の減速懸念 

主要企業ベア鈍化 一斉回答、経済の減速懸念 

 2016年春闘は円高や世界経済の減速懸念などを背景に、賃金水準を底上げするベースアップは昨年の妥結額を割り込む回答が相次ぎました。

 好調な企業業績を追い風に大幅なベアを実施した2014年、2015年に比べると賃上げの鈍化が目立ちました。年明け以降の円高・株安の進行など事業環境の悪化が響いたとのことです。

 

自動車業界、鉄鋼、電機も2016年は低い水準

 例年、春闘の賃金相場を引っ張る自動車業界は、労組が足並みをそろえてベア月額3000円(昨年要求6000円)を要求。これに対してトヨタ自動車は、ベアに相当する賃金改善分として1500円を回答。トヨタは15年春闘で過去最高のベアを実施していましたが、2016年はこの3年間で最も低い水準となった。

 日産自動車はベア3000円と満額回答、ホンダはベア1100円。電機も日立製作所、三菱電機やパナソニックなど大手5社がベア1500円(要求3000円)を回答。昨年の3000円を下回った。

 隔年交渉のため、2年ぶりとなった新日鉄住金など鉄鋼大手はベアを1500円(要求4000円)と回答。

 2016年の春闘では、要求の根拠としている物価上昇が、直近の1年では小幅にとどまったことなどが主な要因として労組側が、ベア要求額を昨年より引き下げました。

 対する経営側も、過去2年間で大幅なベアを実施しており負担が重くのしかかり、さらに、鉄鋼や電機では、世界経済の見通しが厳しいため、ベアの実施幅は過去2年より低くなりました。

 

中小企業や関係のない企業は大迷惑

 「過去2年の引き上げをすることにより負担が重くのしかかり」2年先の計画もせず今になって圧迫とは大企業がそこまで読めないとは・・・(笑)。

 また、「鉄鋼や電機の見通しも厳しい」と言いながらも受注残はけっこう残ってるわけで、そもそも今のベア時期にどうこういうものではなさそうですけどね~。

 こういう報道を引用されて中小企業もベアアップしなくなるから報道も控えめにしてほしいですね。関係ない会社は迷惑。儲かってる会社はもっと迷惑。(たぶん本日ぐらいに社内回覧が回るかもですね。「いまこんな状況なんで今回のベアアップ期待すんなよ」って(笑)。